ダイソンのあれ〔Dyson Air Multiplier エアマルチプレイヤー〕

ここから始まったんですけどね 

http://www.nicovideo.jp/search/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8C

決定的の間違いは ベースに内蔵されている FANのようなものは遠心式コンプレッサー翼です
PCに使われている 送風ファンでは 風量はあっても圧力が出ないので 15倍とか言われる 風量が あの送風ファンでは出ません
直接 風を送るほうがはるかに効率よいです

http://d.hatena.ne.jp/nojiri_h/20091019/1255916165

参考資料


Dyson fan: was it invented 30 years ago?日本語訳
30年前に日本の家電メーカー(東芝)が同様な仕組みで送風する扇風機の特許を取っていたという指摘
特許の有効期限とか 国ごとに特許は申請しないといけないとか 詳細は不明です

ちょこっと 空気の話
空気の特性として 押すと動きにくい(弾性)、というのがあります。
季節風や台風などの 大風は低気圧に引かれて移動しているので あれだけ強く吹くのですが 代わりに 高気圧に押されてもゆっくりとしか動きません 高気圧に覆われた日は穏やかな日和になる。

私の空気のイメージは比重の軽い寒天見たいな性質であり 存在感のないことを「空気みたいだ」と例えますが 空気なくしては 1分も生きていけないのも事実で 風もそうですが 目の前で手を振っただけでも 空気の存在を感じられますよね。

また空気は細切れにして動かすよりも 大きな塊のまま動かすほうが 効率よく動かすことが出来ます。

送風機のファンや飛行機のプロペラも 後ろ側に押しやる(扇風機は前側ですが)風よりも プロペラが吸い込む前側ほうが 力は強いのです。
言い換えれば プロペラは 前に吸われて進むといったほうが正しい表現かもしれません 普通 プロペラなどの設計をするときは 出きるだけ 大きな面積(プロPりゃの回転面積)の空気を ゆっくり動かすほうが 効率がよいので条件が許す限りそのように 設計されます。

で以上を踏まえて 〔Dyson Air Multiplier エアマルチプレイヤー〕ですが
本体の周りのメッシュで細切れに千切り 遠心コンプレッサーでぎゅうぎゅう押し込め 小さな穴から 押し出す仕組みで 上にあげた 空気の性質を踏みにじって いる 仕組みの送風機で 効率は 同様の風を送る普通の扇風機の何倍もエネルギーを浪費しているような気が……さらに其の上 かなり五月蝿いと思われます。
一般にある 扇風機のあのプロペラですが かなり研究されていて  効率良く風を前に送り出すように作られてます。
ただの単純にひねった羽根だと 回転する羽に押されて空気が回ると 遠心力が働いて まっすぐ吹かず 風が周りに飛び散るため 正面に風が送れないという経験があります(経験者は語る)。